今年最後の窯が焼けました。
Applause土鍋です。
赤いフタの土鍋も白とのバランスが良くなりました。
土鍋ポットです。
平らなフタには真鍮の取っ手を付けました。
ほとんどが注文品なので これから発送とお届けです。
喜んでいただけたら 嬉しいです。
柚子胡椒を作りました。
本来なら10月や11月の旬の柚子を使った方が香りが強いのでしょうが、
展示会や制作に追われて 心の余裕がありません。
でも、こんなに美味しいのなら 来年はもっと早くに もっと沢山作りたいです。
市販の物より塩分を少なくしたので たっぷり食べられて豊かで幸せ。
部屋中に柚子の香りが溢れて 「いい香り~!」。
冷凍庫にあった唐辛子で作ったので 緑や赤が混じっています。
あんなに沢山の柚子から 小さな瓶に3個しか出来ませんでした。
なるほど 市販品は高いはずです。
乾燥した食品も常に揃えてあります。
左から
カボチャ(自家製)、 黒千石、 雑穀、 グラノーラ(自家製)、 蒸し生姜(自家製)
新入りはリンゴとキウイ。
これでリンゴ4個分とキウイ2個分です。
甘さと旨味が凝縮されているので 口さみしい時は少しだけでも満足します。
秘密兵器は食品乾燥機。
酵素を破壊しない温度で乾燥させる、いわゆる「ローフード」って言われるものが作れるのです。
保存食品があると気持ちが落ち着きます。
だからわざわざ 台所の目につく場所に並べて置いているのです。
さらに年末には築地に行って お麩と高野豆腐をたんまり買い込みます。
もう想像しただけで 鬼に金棒! な気分。
体が冷えていると感じた時は 黒豆シナモン茶を作ります。
体を温め血流を促す 薬膳茶です。
7~8分煎り続けていると 皮がはじけて 香ばしい香りがしてきます。
そこに水をカップ1杯ほど注いで沸騰させます。
湧いたらシナモンを入れて出来上がりです。
シナモンの湯気に包まれながら ほんのり甘い黒豆をスプーンですくって食べます。
思わず 「あ~、おいし~ぃ!」
薬膳の素材に加え 土鍋の遠赤外線も加わり 体の芯がジンワリ暖まっていきます。
同時に心もほぐれて こわばっていた肩も手も頬もゆるみます。
冬本番です。
年末年始は忙しい日々が続きますが、
少しだけ手を止めて 体と心を温めましょう。
ご自愛ください。
半年前に笠間にオープンした「森の響き」さんに行きました。
私の以前のお客様でもある来栖さんという女性がオーナーです。
水戸でやっていた園芸店を閉めて 笠間に新たに山野草とカフェを融合したお店を開きました。
高台にあって 雑木林の斜面を見下ろしながら コーヒーを飲める空間は
静かで 心穏やかで つい長居をしてしまいます。
あちらこちらに自作の山野草の寄せ植えが飾ってあり おしゃれなのです。
わらび餅がすごく美味しかったです。
冬いちご(だったかな?)の赤い実と葉っぱが添えられていました。
お店のキッチンに置かれていたこの器に 仲本の心が動きました。
「うわー すてき! 誰の作品だろう?」
この存在感に心がざわついて 気になって仕方がなくなって
オーナーに「その作品見せてもらえる?」と尋ねました。
返ってきた答えにビックリ。
「仲本さんから買った器よ。気に入っているのよ。」
えぇぇぇ~~~~ッ
そ、そうだよね・・・そうだよね・・・そう言えば ・・・そうだよね。
確かに私の作品だ、気になる訳だ。
それにしたって 自分の作品を忘れるなんてね~。
でも自分の工房にあった時より ずっとステキに見えたのです。
可愛がられて すっかり来栖さんちの子に育っていたのです。
ありがとう!
覚えていようと忘れていようと 自分が作った作品は誰かに渡り
私の知らない所で 確実に生活の一部になっている。
私の感性が 誰かの生活の一部になっているです。
身が引き締まる思いです。
本日ようやく素焼きの火が入りました。
ブログの更新が遅れてしまい 気になっていましたが、
制作に追われて 時間が取れませんでした。
ブログを楽しみにして下さる方、ゴメンナサイ。
ご注文くださり 待っていらっしゃる方々、
もう少しお待ち下さいね。
年内にはお届けできる予定です。
工房の薪ストーブの上には 土鍋のポットが乗っています。
残ったコーヒーを温かく飲めるので とても便利です。
お店から土鍋ポットの注文が入ったので 形と大きさの違うものを6個作りました。
いつも迷うのが 平らなフタにつまみをつけるかどうか。
写真の手前2個が その平らなフタです。
このペタッと平たいフタが シンプルで可愛いのですが
持ちやすいからと言って これにつまみを付けるとフツーになってしまう。
さてどうしようかなーと つまみ代わりに粘土の塊を
置いてみたり 取ってみたり・・・。
決心がつかない時は 最初の直感に従うことにしよう!
いつも 「用」と「美」のはざまで思い悩んで 時を食い散らかす。
私がたくさんの作品を作れない理由の1つは
「美」を最優先に出来なくて 思い悩む時間が長いからだろう。
蒸し野菜
焼き野菜
豚肉大根
サンマご飯
マグロのかま
秋冬は美味しいものがいっぱいです。
お料理を作れる時間が出来たので 土鍋はフル回転です。
いたって平凡な食材ばかりですが
土鍋のお陰で食材そのものが美味しくなります。
旬の食材は 甘くて 味が深くて 脂が乗っていて
その醍醐味を 土鍋の遠赤外線調理が引き出してくれるのです。
そしてこの時期に発売される「初しぼり」生ワイン。
小樽にある「北海道ワイン株式会社」の 「2016キャンベルアーリ辛口初しぼり」です。
お酒を飲まない私ですが これが出回ると飲まずにはいられません。
ほんとうに おいしい!
主人がお酒を買ってきても 無関心な私ですが
これだけは買ってくると はしゃいでしまいます。
お気に入りの粉引のワイングラスで乾杯して 食事も美味しく 会話も弾み
・・・眠ってしまい 気が付くと
毛布がかけられ 洗い物も終了しており、
ここまでの一連の作業をもって
「下戸の特権」は今宵も行使されました。
自宅展カフェで出した「スプーンチョコレート」。
1カップの熱々ミルクに溶かすとホットチョコレートの出来上がり!
陽が傾いて 冷えてくると 飲みたくなります。
マシュマロも溶けて クリーミーになります。
とても贅沢をした気分です。
たくさん作ったので 残ったものは関係者で分けましたが、
それにしても50個は作り過ぎでしょう!
飲んでも飲んでも まだあるーーー!
逆に作ってもすぐ足りなくなるのが 風呂敷。
土鍋はこの風呂敷に包んでお渡ししています。
風呂敷と言っても 自分で長い布を切っているのですが、
このピンキングばさみ(ほつれないようにギザギザに切れるハサミ)が
たくさん用意できない原因なのです。
普通のハサミならば 切る時に力を入れるのですが、
ピンキングばさみは 切る時も開く時も力が必要なので
何枚も切っていると 親指全体が腱鞘炎のように痛み出します。
でもこの風呂敷がお客様から喜ばれるのです。
今となっては 心もとなくて もう紙袋には入れられません。
以前に出した問題「これは何でしょう?」
の答えはこちら↓
そして 使い方はこちら↓
炭を入れて バーベキューコンロ。
3つの栓は 空気口です。
そして 鍋を乗せても↓
自宅展で カレーの具を温めるのに使いました。
さらに こちらは入れ子式のコンロ↓
入れ子式になっているので 卓上で安全に使えます。
換気扇の下なら なお安心です。
使用してみるまで分からない 空気の流れや火の具合ですが
初めてにしては大成功でした。
改善点もハッキリしました。
楽しくて ワクワクするコンロです。
自宅展に来て下さった方々に 心よりお礼を申し上げます。
笑顔があふれ 笑い声が響き この2日間の私はバラ色のオーラに包まれていました。
なんて幸せなことなんでしょう。
長い間来て下さっている大事なお客様がいて
新しく来て下さるお客様がいて
私に力を貸してくれる家族や友人がいる。
私の作品が好きだと言って うれしそうに抱えて帰るお客様の笑顔、
来た人同士でおしゃべりに花が咲き 「また来年会いましょう」と手を振り合う光景、
どの顔も 優しく 嬉しく 柔らかいのです。
「いいな~、自宅展って!」
「しあわせだな~、私って!」
思わず胸がいっぱいになって 涙がこぼれました(涙腺が老化でゆるい)。
心より ありがとうございました。
自宅展の一日目が終了しました。 日曜日は最終日です。
怖い顔のハチワレ猫がお出迎えです。
緑に赤が映えます。
笑顔と笑い声が絶えない自宅展です。
私のお茶碗で野点をして下さいました。
鶏ガラとゲンコツの濃厚なスープで スープカレーをご用意しました。
美味! 人気です。
ホットチョコスプーン製作中。
熱々のミルクに溶かすとホットチョコレートが出来上がります。
今年最後の展示会です。
どうぞお出かけ下さい。
お庭が見えて季節を感じられます。
もみじの紅葉が始まっていました。
作品はこれからきれいに並べられて 場と物に適した居場所を与えられます。
目利きの女性オーナー達から与えられた場所で
作品たちは光をまとい 影をかしづかせ、静かに出会いを待ちます。
くれぐれも お気を付けあそばせ、
私の作品達は 弁が立ちますから。
自宅展のハガキです。
どなたでもおいで頂けます。
是非お友達やご家族と楽しい時間を過ごしに来てください。
1年に1度 この時期にしかお会いしない方もいらっしゃいます。
この日に お会い出来るのを心より楽しみにしています。
失敗続きの赤い蓋もようやく形になりました。
次回は赤の占める面積をもう少しだけ減らして 白の面積を増やそうかな。
それにしても可愛い。
これが1個だけお台所にあったら 華やかですよね。(赤3つは要らないけど)
そして 穴から湯気が吹いている熱々の土鍋が食卓に運ばれてきたら、テンションマックス間違いない!
(スミマセン、多分に親の欲目です。手のかかった子ほど可愛いもので。)
それにしても 赤ってどうして気分が上がるのでしょう。
失敗してきた赤の土鍋を見るにつけ、赤の魅力と恐ろしさが迫ってくるようです。
よく諦めずに繰り返したものです。
ハイ、よく出来ました!
こちらは頭を怪我した猫ちゃん。
厚い所が爆発したのです。
怪我の手当てをして ピンクのお鼻のハチワレ猫にします。
ちゃんと治るか心配は残りますが 成功したら自宅展でお目見えです。
これは入れ子式の卓上コンロです。
炭を入れて 網を乗せて お肉を焼いたり餅を焼いたり出来ます。
が、実際やってみないと この形状で炭がちゃんと燃えるかまだ分かりません。
うまく燃えたらとても楽しいものになるはず。
仲本的には トリ手羽先を炭焼きにして塩コショーで食べたい。
そして 長ネギも焼く。
これは味噌をつけてハフハフ言いながら食べる。
すでに、うまく燃える前提でシミュレイションは出来ている。
秋田の実家から秋の味覚が届きました。
きりたんぽ、せり、舞茸、その他うちで良く消費する野菜たち。
舞茸は白神山地の腐葉土で育ったシャキシャキ歯触りで ズッシリ重い舞茸です。
せりは秋田では今が旬の 香り高い根付きのせりです。
そしてきりたんぽは 新米を使って肉厚で粘りのある煮崩れしないたんぽです。
白神山地のブナの落ち葉付き。
他の具材はともかく、せり、舞茸、きりたんぽは秋田の物以外は受け入れがたい。
そして決して煮過ぎないこと。
歯ごたえが残るように火を通して、シャキシャキ感と香りと深いダシを味わうのです。
時々 舞茸が抱き込んでいたブナの葉っぱが出てきたりするけど
もう心が温まっているので、全然気にならない
それどころか「遠くまでよく来たね」なんて言ってみる。
残った汁を使って 第二弾は大好きな煮込みひもかわうどん。
具のメンツはほとんど一緒。
もっと色んな具が欲しくなりますが 比内地鶏のスープが効いているので
このくらいシンプルな方がガツンと美味しい。
土鍋なので最後のスープまで熱々でいただきました。
この歳になっても荷物を送ってくれる両親に感謝です。しあわせです。
突然ですが問題です。
これは↓何でしょうか?
かなり大きい物です。
答えは11月12・13日の自宅展にて ご確認下さい。
きらら館の個展は無事に終了いたしました。
きらら館に来て下さったお客様、ありがとうございました。
例年より人出が少なくて心細く思っていましたが、
ブログを見てくださっているお客様とお話ができて 大きな自信になりました。
いつも駆けつけて下さる常連のお客様もお見えで ホッとします。
初日と最終日の2日間 バスと電車を乗り継いでいらしたお客様もいらっしゃいました。
たくさんの出会いに 心より感謝しています。
次はつくばの「気鋭展」、そして「自宅展」と続きます。
上のメモ書きは「自宅展」のDMのアイディアです。
山も木も入らない 空だけの映像を撮るための ロケーション選びが大変でした。
さて、どんなハガキが出来ますか。
稲刈りの済んでいない里の田んぼは 黄金色になって収穫の時を待っています。
いよいよ土鍋の出番です!
眼の手術をしてから 健康に良いものを取り入れるようにしています。
写真は「ゴツコラ」と「ホーリーバジル」。
「このハーブは最強よ」と ハーブの勉強をしている友人が勧めてくれたので 早速購入してお茶を飲んでいます。
「ゴツコラ」は記憶の向上や傷を早く治してくれます。
WHOが 「21世紀の驚異的薬草」と位置づけるほど薬効が高い薬草です。
「ホーリーバジル」は別名「トゥルシー」と呼ばれ 病気の万能薬で 免疫や精神にも良い効果をもたらします。
最近では放射能により損傷を受けたDNAを修復することが分かってきたり
癌に有効だということがインドの国防開発局によって発表されました。(こちら⇒)
インド軍隊のお茶に指定されているようです。
で、自分でホーリーバジルを栽培しました。
爽やかで美味しいお茶を楽しんでいます。
眼が早く治りますように。
健康な精神でいられますように。
ボケませんように。
お金持ちになりますように・・・(これは薬効には無かったけど)
土鍋のフタに穴を開け忘れてしまって あたフタです。
実際は開け忘れたのではなく ご飯土鍋のフタは二重になっているので
外フタの穴は重要ではないと高をくくった結果なのですが、
他の土鍋と同様に 穴の役割が大きい事を再確認した次第です。
急きょ穴を開けることにしたものの、ここから先は陶芸家の仕事を超えた範疇となりまして
どうしたら良いかと思い悩むばかり。
ドリルで陶器に穴を開けることはありますが、最後の突き抜ける出口が欠けてしまって
きれいな穴が開けられません。
笠間の窯業指導所にはサンドブラスターがあるので それをお借りしようと思ったら
穴以外はゴムシートで養生しなくてはいけないそうで
そのゴムシートやらが何処で買えるのか 肉厚の陶器に穴が開けられるものか 相談しているうちに、
「旦那さんなら リューターで開けてくれるんじゃない?」と言われる。
(主人がメカニックだと知っている人は 100%同じことを言います)
その旦那さんに頼らずに自分で何でも出来るようにならなきゃと 意を決して
知らないことを知ろうと、やったことがない事もやらなきゃと、肩に力を入れて頑張っているのです。
いずれ一人になってしまう人生ですから 夫も妻もオールラウンドプレイヤーの準備をするのには
そろそろ良いお年頃でしょう。
今までは主人には下請け業者よろしく 気軽に鉄の足をお願いしたり 手に負えない削りをお願いしていました。
しかし決心の甲斐もなく ドリルとリューターの区別もつかない私は 又旦那様に頼る結果となってしまいました。
なんと なんと 素晴らしい出来栄えです。
何処にも欠けがなく シャープできれいな穴が開きました。
主人のちょっと長い前説さえ我慢すれば こんな素晴らしいフォローをしてもらえるのです。
感謝すると同時に 挫折感も胸に静かに沈んでいきます。
一鍋でパスタを作る方法です。
簡便ですが お味はこちらの方がダントツで美味しいので 是非やってみて下さい。
パスタを水に浸ける時間は4~5分です。
普通通り 土鍋にオリーブオイルを入れて 鷹の爪とニンニクを炒めます。
ベーコン 玉ネギ、ナス、きのこなどを加えて炒めたら、水350ccとトマト缶半分を加え(一人前の分量です)
よく洗ったパスタも加えて7~8分煮ます。
パスタは水に浸けてもまだ固いので 無理に曲げないようにして下さい。
時々かき混ぜながら7~8分煮ると 水分が飛んでパスタが柔らかくなります。
塩、コショウ、粉チーズを入れて味を整えたら出来上がりです、
ソースがたっぷりで、パスタはモチモチで 今までに無いおいしさです。
たっぷりのお湯を沸かす時間もガス代も節約できます。
洗い物も少なく 失敗も少なく その上とても美味しい。
常識が崩れる瞬間は 小さな事柄でも大きな音がして 光の量が多くなる。
今年の個展は 土鍋を増やしました。
土鍋に関してはお店卸しが難しいため 個展の時にだけ注文を頂く形式でやっていました。
お店からの注文に 私一人では応えきれないため 個展以外の土鍋の注文はお断りしております。
この時期の個展は ちょうど秋という事もあって お客様の関心が高いので 多めに持っていきました。
お客様は 空焚き出来ることに驚き、ご飯土鍋の蓋が二重になっていることに驚き、
トーストやお肉を焼けることに驚き・・・
そんな調子で 土鍋料理の話に花が咲きます。
新米も取れて 秋の実りを堪能できる季節ですから
ぜひ土鍋を使って 今まで以上の美味しい食生活をしてもらいたいと思います。
鉄足付きの鉢植えや花器も数点飾ってあり 山野草と一緒の販売になります。
植物があるだけで 会場の雰囲気がしっとりと息づいているかのように感じます。
お時間がありましたら 笠間まで是非お出かけ下さい。
土日、祭日は 11時~5時まで会場におりますので お声を掛けて下さい。
2週間に一度 八郷の三輪農園さんから 豚肉を届けてもらっています。
どの部位が届くかはお任せで 今回はスペアリブと挽肉でした。
新鮮でズッシリ重いお肉をタレに浸けておき 早速お料理しました。
平土鍋にホイルシートをひいて 漬け込んだお肉と小振りなキタアカリを並べて中火から始めます。
両面焦げ目がついたら 弱火にして20分程、最後に蓋を取って水分を飛ばしたら 出来上がりです。
醤油とニンニクの焦げた香りがたまりません。
お肉が得意でない私でも 三輪農園さんの豚肉は好きです。
豚の餌は 地元の食材を使い 抗生物質やホルモン剤などは 極力使わないで育てています。
ですから 豚肉の香りと甘さが他とは違うし 獣臭さが無くて美味しいのです。
ここのお肉を食べたら スーパーのお肉には戻れなくなります。
娘の言葉を借りると
「スーパーで買う豚肉は美味しくない。 まるで豚肉の味を染み込ませた布を食べているみたい。」
なるほど なかなかの比喩です。
気がつくと 秋になっています。
6月に眼の手術をしてから 随分長いあいだ家に閉じこもってしまいました。
仕事の遅れを取り戻そうと 夜中までの作品作りで 季節を感じる心の余裕が無くなっていたのかも。
眼はまだ本調子ではありません。
ロクロで作品を削っているのにもかかわらず どんどん盛り上がって見えるのですから、
ロクロを止めて 手で触って確認をしながらの作業です。
視力回復には1年かかると お医者様から言われているので、焦ってはいません。
ちゃんと見える時が来るのが待ち遠しいです。
(この画像はネットから拝借したものです)
先日は中秋の名月でしたね。
この時期になると思い出される「お月さま取って!」事件があります。
庭に出ておんぶをしていた背中で 2歳になったばかりの息子が火が付いたように泣き出しました。
「お月さま取って!速く取って!」の一点張りで泣き叫ぶのです。
暮れたばかりの夜空には 黄色く光る満月が 大きく煌煌と輝いていました。
私が庭を歩き回ると お月様が屋根に隠れたり また現れたりするので、
速く取らないと無くなってしまうと思ったのでしょう。
その後声が枯れるまで泣き続け 泣き疲れて眠り、私たちはやっと開放されました。
普段からよそのお子さんとは違う行動に 普通では無いかもしれないと
不安に思う私の心にトドメを刺すような出来事でした。
その後、小林一茶の俳句に発見しました。
「満月を 取ってくれろと 泣く子かな」
あ~、うちだけじゃ無いんだ・・・と、少し安堵。
注器3兄弟です。
でも、本当は10人兄弟。
とっても手間がかかるけど 1つずつが可愛い子達です。
これらの作品は 以下の展示会にて展示販売されます。
9月16日~ 豆皿展(つくば市)
10月5日~ きらら館(笠間市)
11月9日~ 気鋭展(つくば市)
11月12・13日 自宅展(笠間市)
詳しくは 展示会情報でご確認下さい。
山に住んでいると 夏に蚊取り線香を焚かない日はありません。
でも、私は通常のあの緑色の蚊取り線香には弱いのです。
煙たくて咳き込んでしまいます。
こちらは「りんねしゃ」で発売している除虫菊の蚊取り線香です。
これなら狭い工房でも咳き込むことは無いのです。
これは「除虫」であって 「殺虫」ではありません。
ピレスロイド系殺虫剤や化学物質や着色料などを使用していないので ペットにも安心です。
夜10時、ようやく窯詰めも終了しました。
もちろん 窯詰め作業の間は 蚊取り線香を窯場でも工房でも焚いて 美しい手足を食われないようにします。(*^_^*)
コオロギが鳴き始めた 夏の終わり、
ラジオと蚊取り線香をお供に 今年最後の粉引作品の窯焚きです。
この後は 土鍋作品に切り替わります。
前回のブログで出した質問、
「さてこれは何になるでしょうか?」
答えはこちら、ぺたんこの「掛花入れ(かけはないれ)」でした。
こんな感じ。
後ろに穴が開いているので 壁に掛けます。
出来上がりの色は 粉引の白です。
少ない晴れ間を見つけて 化粧掛けしています。
が、・・・・
しまった!
セミが中に入って 遊んでいました。
中の白化粧はガシガシに傷つけられています。
トンボ、セミ、蝶々、カマキリ、猫、チャボ、落ち葉、にわか雨・・・
化粧掛けは 敵の陣地の中で 気が休まりません。
小さな注器です。
何を入れましょうか。
お醤油? お酢?
手にピッタリ収まる形の片口です。
お酒を入れたり、めんつゆを入れたり、
牛乳やドレッシングの油でも 洗いやすい形なので
万能選手です。
ぽってり型の注器です。
お茶の湯冷まし、お酒、めんつゆ、水 などなど
「R」を背負ってますから
注げるものなら なんでも期待に応えます。
最後に問題です。
これは一体何になるでしょうか?
ヒント、折りたたみます。
答えは 次のブログで!
(注器ではありません。)
コーヒーカップ
どういう訳か この斜めの取っ手が具合が良いのです。
ご飯茶碗
高台が深めで 熱さが手に伝わりにくい形です。
花器
実際に 枝や葉っぱを入れてバランスを見ます。
コーヒーカップ
今までのフリーカップに取っ手を付けてみました。
いい感じです。
なぜか いつも仰向けに寝る猫
相模原の障害者施設で殺傷事件が起こりました。
「自傷他害の恐れあり」と言う言葉を この時初めて知った方も多いと思います。
私は8年前にその言葉を初めて知り それもお隣の住人であったため(独身男性)、長い間危険にさらされ続けました。
「統合失調症」という精神病で 幻聴・妄想があり 現実と区別がつかなくなるのです。
そのため、仲本は泥棒で家に侵入しようとしているとか、その侵入時にナイフを持って集団で来るので 対抗するために武器を用意したとか、寝ないで夜通し見張っているとか、近所の人からの報告で分かるようになりました。
夜中に仲本が大音量を出しているために うるさくて寝られないとも言ってたそうで(勿論そんな事実は無く幻聴です)、日に日に「他害」は激しくなりました。
夜中に家に石を投げつける、家のドアを全力で蹴っていく、怒鳴りながら私の車を追いかけてくる、
夜明けから夜中までの無言電話、車で(近所の人を)引こうとした、などなど。
しかし実際の破損が無かったため 傷害事件とは成らず、証拠も取れなかったため 証明できず、
その都度パトカーに来てもらったものの、保健所も警察も何も出来ないまま お隣は凶暴化し
私の精神が追い込まれる日々が続きました。
当時は主人が週末だけ帰ってくる生活だったので 女性一人の生活は恐怖と緊張と暴力の中で
涙が止まらない日もありました。
結局彼は山の中で自ら命を絶ち、長い緊張関係は終了しました。
これが「自傷他害」です。
このように傷害事件で検挙出来ない場合でも 迷惑行為をその都度記録して ある程度のボリュームになった時に
市長の権限で収監できたり 措置入院させることが出来るのですが 私のケースでは 相模原の事件のように
強制措置は取ってもらえませんでした。
現在このようなケースはたくさんあると警察から聞いています。
「自傷他害の恐れあり」の危険な人は身近にもいる可能性があるにも関わらず、
加害者の人権ばかり守られて 被害者は守られていないというのが私の実感です。
実際に傷つけられるまでは 法的にはまだ加害者でも被害者でも無いので
法の手が届かないブラックポケット状態です。
19人が殺害される前に、防止するための 権限、予算を整えるべきだったと思います。
被害に遭うのは 力の弱い女性 障害者 子供達です。
被害に遭われた方々には 心からのお見舞いを申し上げます。
この大きな事件をきっかけに 私の経験が少しでも誰かの役に立てればと思い ブログに載せることとしました。
この事件を教訓として 法の整備が進むことを切に願います。
「梅雨明けしたので見た目も夏らしく」
そば処「季より」さんが フェイスブックにアップした写真です。
これは蕎麦のコースに出される盛り合わせ。
良い素材を全国から取り寄せて どれも感激のおいしさなので お勧めのお店です。
そしてそれを乗せているお皿は 仲本作の粉引プレートです。
まっ平らなプレートは ヒビが入りやすくて難しいのですが これは2回目でようやく成功したものです。
1回目に作った21枚のプレートはヒビが入って全滅したので 新たに作りなおしたものでした。
(その時のブログはこちらから⇒)
この粉引プレートを見ると 崖から突き落とされたような絶望感と そのあとの踏ん張りが思い起こされます。
突き落とす、と言えば・・・
些細な事で主人と言い争いになり 私に図星を言われた主人が
「お前と三途の川で会ったら 川に突き落としてやるー!」
と、憎まれ口をたたいたのです。 私が泳げないのを知ってのどう喝です。
死んだ後も 気は抜けません。
ただ今 三途の川作戦を練っているところです。
5月の陶炎祭終了後に メールが届きました。
陶炎祭で大きな土鍋を買って下さった若いご夫婦からです。
「5月3日の陶炎祭にて 白い蓋の土鍋を購入させていただいた者です。
取っ手がシルバーでごつごつしていて龍のようです。
神様のお鍋みたいと 夫婦で悦に浸りながら眺めております。
早速、新じゃがや新玉といった春野菜を蒸しては楽しんでおります。
購入の時に 我家の場合収納の場所が無いなぁ と考えておりましたが
収納の必要がないようです。
この土鍋で何が作れるかなぁ ともっぱら神鍋中心の食生活になりそうです。」
という文面でした。
こんな風に思える感性はすばらしいです。
そしてこんな風に思ってもらえるなんて、なんてステキで幸せなことでしょう。
小さなお子さんが2人いらしたので、沢山食べて大きくなって
この土鍋が家族の幸せに貢献してくれますようにと心から願います。
「神鍋」ですもの、きっと幸せにしてくれますよね。
でも本当は 神鍋ではなく そんな風に思える心が幸せを呼び込むのだと 私は知っています。
木工の「やまぼうし」さんに作っていただいた鍋敷きです。
5月の陶炎祭用に 30個程作ってもらって販売しました。
これがあっと言う間に売れてしまって 少ない中からあわてて自分用に取り置いたものです。
家に持ち帰ってテーブルに置いたら 空気がガラリと変わりました。
うっとりするくらいステキなのです。
虫食いの穴 フシの穴 ひび割れ・・・生きていた頃の生命感をそのままに 横たわっています。
「あ~、かっこいいな~~」 「美しいな~~」 惚れぼれしてしまいます。
「お店では売っていないような 生命力溢れる作品を作って下さい」
「虫食いも ヒビもOKです。耳も皮もそのままにして下さい」
その変わったお願いに 見事に応えて下さいました。 やまぼうしさんの仕事は気持ちがいいです。
そしてこの木が 土鍋をドッシリと受け止めてくれるのです。
土鍋を乗せて 無残にも焦がしてしまった面々です。
土鍋は他の鍋と違って 400℃も超える温度になっているので 布やコルクや新聞紙は焦げて煙が出てきてしまいます。
木の鍋敷きをお願いしたのは 我が家が1番必要としていたからなのです。
もう煙は出しません。
先日東電が来て 電気のメーターをスマートメーターに取り替えていきました。
しかし調べてみると 体に良くない周波数の電磁波を発しているというではありませんか。
WHO(世界保健機構)は その周波帯は使用しないように警告しています。
早速東電に電話をして スマートメーターの通信機を外してもらうように頼んでみました。
スマートメーターの中にはスマホみたいな物が入っていて 30分おきに使用量を発信しています。
その発信には電話回線を使用しているので(auの回線)、スマホが入っているのと同じことなのです。
東電 「何か体に変調があったのですか? 頭が痛いとか 気持ち悪いとか。」
私 「・・・そういう訳では無いのですけど・・・」
東電 「それではメーターを替えることは出来ないんですよ。 国も健康には問題無いと言ってますし。」
私 (えっ!)「頭が痛いです。」
東電 「そうですか。そういうことでしたらお取り替えします。」
あちらはマニュアル通りに進めなくてはいけないのですから、こちらもマニュアルに沿わなくてはいけません。
スマートメーターから通信機を外してもらいたいというお客さんが増えているようで こんな通知が用意されています。
数日後にはメーターを取り替えてもらって 頭も心もスッキリです。
電磁波からは逃れられませんが、少しでも減らす工夫はできます。
国が安全だと承認しても 鵜呑みにせずに、自分や家族の身を守ることは大切だと考えます。
スマートメーターは要りません。
6月20日に眼の手術を無事終えることが出来ました。
黄斑上膜症とついでに白内障手術も同時にしました。
黄斑上膜症は 眼の奥の像を結ぶ場所の膜が縮むため ものが歪んで見える病気です。
全身麻酔をして膜を取り除くのですが すぐ元通りに見えるわけではなく 1年位かかるそうです。
ですから私もまだ見るものがぐにゃりと曲がって見えます。
歳相応に白内障もあったので、いずれ取り替えなくてはいけない水晶体も人工のレンズに替えました。
今のレンズは UV-A、UV-B、そして少し茶色が入っていますので 多分ブルーライトも防止するのだと思います。
お医者様によっては茶色が入っていないクリアーレンズを使う方も多いようですが、
私としてはブルーライト防止はとてもありがたいです。
皆様からお見舞いの言葉やお花をいただきました。ありがとうございました。
不安と恐怖が次々に襲ってくる中で 温かい心使いにどれだけ心を取り戻せたことか・・・。
写真のバラは「眼を患っているのなら、香りが届くように」と贈って下さった芳醇な香りのバラです。
そばを通る度に 甘い香りがして幸せになります。 散った花びらもポプリのようにしてずっと楽しめました。
粋なはからいに感激です。
体が病気の時や 心が沈んだ時、美しい物や おいしい物や 愛のある心に救われるのだと 再び実感しました。
以前の陶炎祭で 私の作品に出会えて嬉しいと 泣き出した年配のお客様がいらっしゃいました。
今になって あのお客様の嬉しさが肌で分かったような気がします。
元気になったら 今度は私が誰かの役にたちたい。
こうやって 愛を感じられる関係の中で生きて行けたらステキですね。
今はまだ 長時間パソコンのモニターを見ていると 次の日には眼球に圧迫感がありますので、
様子を見ながら 少しずつブログを書いていこうと思います。
またゆるりとお付き合い下さいませ。
目の手術のため、ブログをしばらくお休みいたします。
1月から始まった目の変調が 急激に悪くなって、手術を受けることとなりました。
黄斑上膜症という 普通は進行が緩やかなものですが、私の場合は進行が速く ものがグニャグニャと曲がって見えます。
ろくろで同じ高さに挽いても 同じ高さに見えないのです。
手で触って始めて 同じ高さだと分かります。
手術後も目を酷使しないようにしたいので、ブログを少しの間お休み致します。
多分8月あたりには ゆるゆるとコンピューターも始められると思います。
復帰したら またお付き合いをよろしくお願いいたします。
その時まで また!!
我が家の母の日は 母に感謝を表す日と言うより 母が権力を乱用する日と言った方が適切です。
「花束が欲しいな!」と言うと 主人は「えっ!」と少し反抗的な空気を出しますが
ちゃんと買ってきてくれます。
本当は 言わなくてもプレゼントして貰えるのが理想ですが、主人に関しては そうはいきません。
権力を行使しないと 母の日だということさえ 思い出さないのです。
そんな旦那様でも 花屋の女主人には すこぶる評判が良いのです。
私の顔を見ると「あんた 大事にされてるねー」と、本気で思っているようです。
今まで被った痛い経験から 花瓶はしっかりとヒモで結ばれてあります。
朝起きたら テーブルも床も池のようになっていた事がありましたので。
案の定、クマは花から離れません。 頭を突っ込んで楽しそうです。
「 ・・・・・・・・!!」
陶炎祭も無事終了して 久々の朝風呂です。
「あ”~~~・・・・、いい気持ち~~~~!」
いつの間に 新緑がこんなに沢山。
陶炎祭は 55万人の人出だと 発表がありました。
主催者発表なので 正確では無いでしょうが、確かに すごい人出でした。
今日は全体片付けの日でした。
これはパネルを敷いていた通路です。 この両脇にテントが立っていました。
パネルを剥がしたら 芝生は10日間光を遮られて もやし状態です。
緑のパネルの下は 芝生が黄色いモヤシ状態に、黄色いパネルの下の芝生はちゃんと緑色です。
黄色は光を通すのですね。 夏の服は暗い色のほうが 光は肌に届かないということでしょうね。
テントをたたんで ゴミを拾って 杭の穴を砂で埋めて 元の公園に現状復帰させます。
各委員会で反省会を開いて、来年の動きを確認して 解散です。
陶芸家全員で運営する陶炎祭は この全体片付けで終了となります。
陶芸家それぞれが 次の個展や注文に向けて 本業の作陶に戻ります。
皆さん、ご苦労様でした。
5月5日 最終日です。
朝から沢山のお客様で賑わいました。
通年、最終日はのんびり出来るのですが 近頃は様子が違っています。
重い陶器を 再び包んで持ち帰るのが嫌な陶芸家と、それを狙って安く値切るお客様の攻防があったのですが
最近は 平日と同じ雰囲気です。
陶炎祭の企画展で野点をやっていて こちらは仲本が貸し出した抹茶碗です。
抹茶碗作りはまだ初心者ですが これを見て仲本テントに抹茶碗を見に来られたお客様が連日いらっしゃいました。
お客様が好きなお茶碗を選んで それに抹茶を点ててもらうという企画で、和菓子と抹茶を500円で頂けます。
沢山の方がこの抹茶碗を選んでくださったようです。
後ろはこんな感じ。
わざわざ褒めに来て下さった方も
何人かおられました。
作り始めて日が浅いのですが、抹茶碗作りは
楽しいので これからもっと作りたいと思います。
忙しくて お客様の写真は一枚だけしか撮っていませんでした。
でも、最終日に再訪問のお客様を含め 沢山の方が来て下さいました。
差入れもありがとうございました。
感謝でいっぱいです。
陶炎祭に来て下さった方々、購入して下さった方々、お褒めの言葉を下さった方々、本当にありがとうございました。
ご挨拶下さったのに 覚えていなかったり、お名前を間違ったり、充分な説明が出来なかったり、
数々の失礼がありましたが どうぞお許し下さいね。
これからも益々頑張る勇気を お客様方からいただきました。
どうぞこれからもご高覧いただけますように よろしくお願い致します。
田植えのこの時期は 毎年強風が吹きます。
陶炎祭中の雨は どしゃ降りでも怖くないのですが 風は身がすくむほど怖いです。
今まで何度も 作品が壊れたりテントが飛ばされたりするのを見てきましたから。
今日も突風が吹いて うちの棚の作品が何個も吹き飛ばされました。
幸い 落下した所が芝生の上だったので 壊れませんでしたが、
お客様が押さえてくれたり拾ってくれたりで どうにか破損は逃れました。
心臓がバクバクでした。
陶炎祭で3日前に浅土鍋を購入されたお客様から もうお料理の画像が届きました。
お客様がこんな風に楽しんで食卓を囲んでいるのは とても嬉しいです。
家族の健康と笑顔に 仲本土鍋が役立っていると思うと しあわせな気持ちになります。
愛を感じる瞬間は 体が軽く、あたたかく感じます。 ありがとうございます。
皆さんとてもイイ笑顔。
遠くから 強風の中、ありがとうございます。
さてさて 明日は最終日です。
明日もステキな出会いや再会がありますように!
今日は唯一の平日です。
人出は穏やかで やっとの骨休めだと思いきや、沢山の人出でした。
合間にコーヒーを飲もうと お湯を沸かしたのですが、「すみません」とお客様の声。
接客が済んで お湯を沸かし直すも またもや「お願いします」と お客様。
これを3回繰り返して やっとコーヒーにお湯を注ぎ始めました。
この時ばかりは 「お願いだから 5分だけ誰も来ませんように」と 祈りながらドリップしました。
でも あわただしい気持ちで淹れるコーヒーは イマイチでした。
タイのメーファールアン財団からの研修生です。
彼らは山岳少数民族ですが 陶器の大量生産の仕事をしています。
コストコの陶器は彼らが作っているものです。
単価の低い大量生産陶器だけではなく、ハンドメイドを勉強しに笠間にやって来たのです。
仲本テントでは 展示している作品への質問が次から次へとあって 吸収しようとする意欲を感じました。
今回の陶炎祭ではブースを出していて 彼らが作った陶器やタイのコーヒーも販売しています。
是非 覗いてみてください。
本日もリピーターのお客様や 知り合いの方々が 寄って下さいました。
4日目も 事故もなく無事終了できました。
ありがとうございました。
三日目も無事に終了しました。
気がつけば 田んぼに水が張られていました。 大好きな光景です。
しかし陶炎祭があるために 桜の開花も 山の芽吹きも 田んぼに水が入った光景も 楽しむ余裕もなく過ごしてしまいます。
陶炎祭が始まって 少しずつ気持ちに余裕が出来始め、回りの変化にびっくりしてしまいます。
今日も沢山のお客様が来て下さいました。
生ビールを頂いて、真っ赤な仲本です。
思わず 全部おまけしそうな 太っ腹になります あぶない あぶない・・・!
昨日 ネコの土面を買われたお客様から ご自宅に飾った写真が届きました。
上がその猫ですが 下の猫はオークションで競り落とした私の土面です。
競り落としたことを知らなかった私は写真を見てびっくりです。
仲本の猫達が お客様のお宅で運命の再会です。
かんげき~!
陶器に破損は付きものですが、分かっているけど がっかりです。
これは お客様が手を滑らせて 落としてしまったものです。
こちらは お向かいのお店の壺で、子供さんがぶつかって転がしてしまったけど 無事無傷だったもの。
ごん ごん ごんと 3回大きな音がして 見に行ったら、鼻血を出して泣いてる子供と 歩道に転がっている壺。
奇跡的に無傷だったこの壺は 18万円!
親御さんは 血の気が引いたことでしょうね。
昨日今日と通って下さったお客様、ありがとうございます。
しばらくぶりで来て下さったお客様、ありがとうございます。
嬉しい言葉をいただき、背中を押された感じです。
二日目も終了して 駐車場に向かう夕暮れ時、心地良い風を感じて しあわせ感に包まれます。
明日も がんばりましょう。
第35回目の陶炎祭(ひまつりと読みます)が 初日を迎えました。
朝まで降り続いた雨は オープンの時間には上がって 暑いほどの日差しでした。
仲本テントは一軒セットバックしているので 広々と気持ち良いのですが、雨が振るとずぶ濡れです。
朝6時から 器に溜まった水を捨てて びしゃびしゃのテーブルを拭くのに 大忙しです(主人の仕事ですが)。 (^_^;)
笠間の木工作家の「やまぼうし」さんに作ってもらった 鍋敷き兼カッティングボードです。
私のわがままな注文に 見事に応えて下さいました。
普通のお店で買えるような四角く綺麗なものではなく、激しく存在感のある そして生命力を感じるようなものが欲しい。
割れ、ヒビ、虫食い、・・・大歓迎
まあ、見事に応えて頂き 感激です。 それに破格のお値段。
今日手に入れたお客様は ラッキーでした。
再度注文を入れたのですが 陶炎祭期間中は無理と言われました。 そりゃそうですよね。
ちなみに 仲本ブースの無垢板は 全てヤマボウシさんからのものです。
朝8時には 駐車場が満杯になるほどの混雑の中、お運び下さったお客様方、ありがとうございます。
皆様、期間中にもう一度お出でになるとのこと、パワフルです!
ゴールデンウィークに開催される「陶炎祭」に向けての作品作りが進んでいます。
こちらは三足のお皿です。
ひたすら削り出すポット。 これに取っ手と注ぎ口が付きます。
陶炎祭に参加する条件の一つが 土面を提出することです。
今年もネコにしました。
作り始めは 宇宙人のようですが、目をくり抜いて 耳を付けて 毛並みを付けたら どうにかネコらしくなります。
出来た作品に1つずつサインを書いたら 完成です。
青い四角を塗りつぶし、「R」を削り取ります。
印を押すよりも 手間と時間がかかりますが このサインを目印に 探しに来られるお客様もおられるので 大事な作業です。
徹夜続きの造形作業は 泣いても笑っても ここで終了。
火の神様に祈って 素焼き開始です。
「ヒビが入りませんように。 爆発しませんように。 地震が来ませんように・・・ムニャ ムニャ ムニャ・・・」
しかし 残念ながら このあと爆発してしまいました。
あーー、 ネコが・・・ (T_T)
日本原種の黒豆 「黒千石」 が手に入りました。
小粒であずき位の大きさです。
うれしくて うれしくて、宝石を手に入れたような心持ちです。
「幻の黒千石」と呼ばれる所以は 栽培し難さから50年位前に栽培が途絶えていたからです。
時が経って 原種が発見されて、それを たった28粒の発芽の成功から 命がけの復活を果たした人達がいるのです。
今では やっと販売できる生産量になったとはいえ まだまだ稀少な「黒千石」です。
「黒千石事業協同組合」を是非ご覧下さい。
分析によると 他の黒豆に比べて ポリフェノール、アントシアニン、イソフラボンが3倍もあることが分かりました。
更に「インターフェロンガンマ」という物質が含まれていることも分かってきました。
これは人のリンパ球を刺激して アレルギーや癌を抑制するそうで まさにスーパーフードなのです。
黒千石で もやし作り中です。
タネや豆を 発芽させたり もやしにすると 栄養素が増えます。
右は3日目。 根がしっかり伸びているのですが 分かりますか?
これから グングン伸びて 双葉が開いたら頂きます。
うちでは 玄米に黒千石をタップリ入れたご飯を 毎日食べています。
ふんわりと甘くて 美味しいんですよ。
黒千石の煮汁と豆乳を混ぜて置いておくと 豆乳ヨーグルトが出来上がります。 不思議です。
うちは今、夫共々 黒千石ブームに湧いています。
生産者の熱意に感謝です。
土鍋が終了して 粉引作品に移行しました。 秋まで粉引です。
しかし この移行時期が いつも一番つらいのです。
新しいデザインが浮かばないんです。
いつもは手を動かして 何かを作っているうちに どんどんやりたいことが浮かんでくるのですが
この移行時期は 頭は土鍋、手には粉引粘土と、ちぐはぐさから抜け出せないのです。
そんな時は まずは注文品から ボチボチと始めて助走をつけます。
てなことを言ってるうちに あと残り20日しか無いのです。 どうしましょう、陶炎祭!
焦っているこんな時に限って ストーブの煙が逆流するので 煙突掃除をするはめに。
笹竹を数本まとめて 煙突の下から差し込みますと、まあ~ びっくりするほど ススが落ちてきました。
これで再び薪は良く燃えるようになりました。
切らしてしまった薪も買い足したし、ストーブも良く燃えるようになったし、夜中までの仕事が しばらく続きます。
土鍋をご注文下さったお客様が 次々とお見えになって 笑顔で土鍋を持って帰られます。
「嬉しい!」 「ステキ!」 「使うのが楽しみ!」
など、大事そうに持って行かれるのを見るにつけ、私の肩の荷が少しずつ軽くなります。
でも 隙間ができて嬉しいのは 私だけでは無いようです。
今回新作の平戸鍋は 枕にも丁度良いようです。
我が家で作ってみたお料理です。
赤い土鍋はずーっと失敗続きでしたが
今回初めて成功しました。
これは二年前に 本焼き後 窯から出たご飯土鍋ですが、
表面張力が強すぎて釉薬が縮れてしまったのです。
高額な赤顔料も 見る影もなくおどろおどろしいものに!
平土鍋は 焼いたり 蒸したり・・・とっても具合がいいのです。
焼き野菜、焼き肉 パン、シュウマイ などなど。
火の通りも早く、水分が逃げずに ふんわりと出来上がります。
写真の様に オーブンペーパーやホイルシートを使うと、こびり付かずに 後片付けが楽なので 毎日使ってます。
可能性が広がる 平土鍋、大成功です!
今シーズン最後の土鍋が焼けました。
40個です。
あの悲しみから 5年が経ちました。
自分の弱さを突きつけられた日々でした。
立ちすくみ 泣きくれる中で、救ってくれた人達のことは 忘れない。
力を蓄えて 次は私が誰かを救いたい。
大事なものは 何なのかを 思い知らされた3・11。
今シーズン 最後の素焼きができました。
こちらは新作の 「焼き」に特化した土鍋です。
8個出来ました。
野菜を焼く、パンをトーストする、厚目のお肉を焼く、
他に すき焼き鍋としても 丁度良い深さです。
こちらは 我が家の 朝の風景です。
左が湯沸かしポット、右はパンをトースト中のプレート。
トーストは 土鍋が1番おいしく出来上がります。
土鍋トーストは 私の朝のお楽しみなのです。
これが 新作のアイディアに発展したわけです。
食事中でも、土鍋は まだ熱々です。
ヨーグルトは 冷た過ぎるので、パンを食べ終わるまで 土鍋に入れてフタをしておきます。
食事が終わっても、土鍋は まだ熱々です。
この熱を 利用しない手はありません。
あなたなら どう利用しますか?
私は 体を温めます。 特におへその回り。
肩も、背中も。
スミマセン、妙な恰好なので 写真はありません。
鳥達が食い散らかしたセンダンの実です。
春が近づいて 食べる実がなくなると やって来るトリ達。
それも何十羽も集団でやって来て にぎやかに食べて出していくのです。
きっと 美味しくないけどお腹を満たすために食べに来るのでしょう。
食べて帰る時に 窓ガラスに激突する鳥がいて、毎年被害者が出るのです。
窓ガラスには こんな風に外の景色が写っているために、ガラスと分からないで 激突してしまうのです。
今朝も 激しく激突です。
ムクドリか ヒヨドリか、大きな鳥なので
「ドンッ!」という かなり大きな音がしますが、見に行った時にはほとんど姿がありません。
中には 脳しんとうを起こして倒れている鳥もいますが、大体はフラフラしながら飛び去ります。
ガラスには数枚の羽がへばり付いていましたが、それだけで済んで良かったネ。
2月26日は私の誕生日で 還暦を迎えました。
沢山の方から お祝いメッセージを頂いて 上機嫌です。
アメリカからも届きましたし、両親からも電話をもらいましたし、SNSでも沢山いただきました。
皆さん、ありがとうございました。
60才、悪く無いです。
どんな景色が広がっているのか、楽しみにしていました。
経験もあり 知識もあり 気力もあり 健康でもある・・・と思える自分がいる限りは大丈夫。
経験はあてにならないし 知識も足りないし 年だし 体も無理はきかないし・・・本当はこちらの方が真実に近いのだけど。
どうせ主人は お誕生日にお花を贈るなんて 気の利いたことはしないでしょうから、自分で自分のお花を買いに行きました。
だって 還暦になった特別な誕生日ですから。
そのお花屋さんで プレゼントを買いに来た主人とバッタリ鉢合わせしたのです。
うれしかった!
夜には 回らないお寿司をご馳走になって、嬉しい日はあっと言う間に過ぎてしまいました。
愛にあふれたこの日、うれしくて優しい気持ちでいっぱいです。
皆さん、ありがとうございます。
塩糀はうちの必需品です。
一気に1.5kgを炊飯器で仕込みます。
保温にして 3時間で完成です。
塩糀と 醤油麹が出来上がりました。
お肉を買ったら すぐに塩糀に漬け込みます。
こうしておくと お肉が分解されて 柔らかく美味しくなるのです。
その他に 漬物に入れたり 塩の代わりに何にでも入れちゃいます。
醤油麹は 納豆に入れたり ドレッシングに入れたり、そのままご飯に乗せても美味しいですよ。
これも 醤油の代わりに使います。
醤油の香りが際立ち、甘さと旨味が加わって 我が家の食卓には欠かせない発酵食品です。
材料: 生麹400g、 塩120g、 40℃の温水500cc
作り方:
①材料を炊飯器に入れ、蓋を閉めて1時間保温する。
②蓋を1~2cm程度 半開きの状態で、2時間保温します。
③別容器に移して 常温で一晩熟成させる。
④その後 冷蔵庫で保存して下さい。
春が顔を出したり、引っ込めたり・・・春の気配がうれしい 今日このごろです。
今日は valentaine's day です。
私を支えて下さる皆様に、そして家族に友人に、感謝の気持ちを表したいと思います。
日本が、いえ せめて私の回りの人々が 健康で笑顔でいられますように、優しい気持ちでいられますように・・・心から願っています。
ご飯鍋の蓋を割ってしまったお客様から 蓋だけ作って欲しいと依頼がありました。
難しい作業ですが お引き受けしました。
すでに本焼きして縮んでいる土鍋本体の直径を計って、これから縮む生粘土の直径を逆算します。
ろくろを挽いて 取っ手を付けて しっかり乾燥してから本体に乗せてみます。
残念! コレでは失敗です。 小さ過ぎました。
本焼きした本体にピッタリということは、蓋を本焼きすると更に縮まって ユルユルになってしまうということですから、
作り直しです。
本焼きの直径 × 1.05 ではダメだったので 今回は× 1.06としたのですが 次は × 1.065としてみます。
更に ろくろを挽いた時の粘土の水分量の違いで 縮みに差が出るのです。
乾燥時点で一度縮んで 本焼き時でもう一度縮みます。
ですから窯から完成品が出るまでは 蓋が合っているかどうかは分からないのです。
このミリ単位の仕事は とても神経を使います。
内蓋と外蓋の二枚の注文ですから なおさらです。
なかなか進まない作業をしていて、気が付くと1時や2時になってしまいます。
冷えた体で工房から家に戻ると 先に休む主人が私のために薪を多めに入れて 家を暖めてくれています。
オレンジ色の炎が 暗い部屋の中をゆらゆらと照らしています。
そして 「もう こんな依頼はお断りしよう・・・」 と思っていた決心など すっかり溶かされてしまいます。
初めての「土鍋のお料理会」を開きました。
予定の3時間は あっと言う間に過ぎて、沢山の笑顔と満腹感で終了しました。
家庭では 一気にこれほどの食事を作ることは無いので、時間内に終えられるか不安でしたが
最後のプリンを食べ終えて、 丁度 終了予定時間でした。
しかしその後、コーヒーを飲みながら お喋りしているうちに 深い人生論になっていきました。
そこは この年齢になったからこその 簡潔な言葉でも深い感銘を共有できる 光を放つようなひと時でした。
同じ釜の飯を食べた仲間は、ひと時の出会いを糧に それぞれの場所に戻って行きました。
私にとっても 充実した疲労感と共に これからの作陶の励みになる 素晴らしいひと時でした。
拙い私のお料理会に来てくれて、皆さん ありがとうございました。
夕方に散歩に行ったら 高い木の上から パキパキと音をたてて 小枝の様なものが降ってきます。
見上げてみると鳥もいないのに パキパキと沢山降り落ちてくるのです。
足元に落ちてきたその何かを拾ってみると タネが入っていないサヤでした。
サヤの裏表もバラバラになり、多分タネも その時に弾け飛んだのでしょう。
植物の生命力に驚きました。 種を残す仕組みに感動です。
その時が来たら 炸裂して 勢い良く遠くまで飛ぶ・・・そのための 炸裂音と サヤの形状です。
役目を終えたサヤなのに、まるで意思があったようにも感じるし 頼もしくも感じます。
多分これは藤の実。
今まで気が付かなかったのは 暗くなってからこの儀式が始まるからでしょう。
散歩の時間が遅くなってしまったことが ラッキーでした。
ぐい呑みの箱書きをしました。
「福」という字は お酒を祭壇にお供えして福を願うことが起源だそうです。
左が祭壇、右がお酒の壺を表しています。
これに朱印を押すと 一段と鮮やかになります。
この中にはウコンの布に包まれた ぐい呑みが入ります。
ん~・・・ステキ! (いつもの自画自賛です)
桐箱は石岡の「高安桐箱店」に作ってもらいます。 バリバリの国産品、秋田の桐です。
高品質の桐箱は つたない文字を書いても そこそこ見られるようにしてくれますから ありがたい限りです。
こんな寒い日には 壺から少しだけお酒を汲んで ゆっくり暖まるのも幸福ですね。
幸福のお供は 是非私のぐい呑みで! 下戸(げこ)の私も幸福になれます。
日暮れの温泉に浸かってきました。 心も体も ほろほろです。
栃木県の馬頭温泉郷にある「ゆりがねの湯」です。
町営なので 入湯料は500円とお手頃が嬉しいです。
目の前には川が流れて 彼方には雪をうっすら被った那須連山が青く白く横たわっています。
お風呂で声をかけて下さった女性の方は 近くでキャンプ場を経営されているそうで、
「次に来た時は コーヒーをご馳走するので 訪ねていらっしゃい」と言って下さいました。
う・れ・し・い!!
たとえ相手は社交辞令でも 私はいつも本気!
行きますから、本当に。
ステキな景色、ステキな出会い・・・たまには外にでなくっちゃ、と思った一日でした。
喜連川ファミリーキャンプ場はこちらから⇒
これは紙素と呼ばれる 和紙の原料です。 「こうぞ」の皮を煮てから着色して乾燥させたものだと思います。
何に使うか 皆目見当もつかないまま、この素材の面白さに惹かれて 取り敢えず購入しました。
太いものを選んで 水に漬けてふやかしてみました。
なんだか おもしろくなってきました!
そしてまた取り敢えず 平らに乾かしてみました。
紺色の紙祖は 灯りに巻かれ、朴の葉と良いカンジになりました。
「取り敢えず」の結果が こんなに面白くなったのも、素材の成せる技です。
これが木の皮だと言われなければ 分かりません 。
「見立て」の力をもっとつけていきたいと 日々思います。
モノの生かし方は 見立ての力によるものですから。
世界各地で成人式のようなものが行われています。
バンジージャンプで頭から落ちることが出来たら 大人として認められたり、
ワニが精霊と信じられている所では カミソリで体を傷つけて それに耐えぬくことが大人の証だったり、
犬歯を削ることが 獣から人に変わることだったり、
水も食料も断って 神の啓示を受けるために 山にこもったり
フォーマルウェアーで舞踏会にデビューすることが 社会人として認められることだったり・・・。
形や歳が違っていても 子供を大人社会に迎えるためには 区切りみたいな機会をあえて作る事には 賛成です。
しかし、各地で報道される あのバカ騒ぎや荒れようは 何かが間違っていますね。
もともとの成人式は 農村で20歳になる子供達を 大人が祝ってあげようと集まったのが始まりだと聞いています。
これから村を背負っていく若者達を 村の大人が皆で迎い入れて祝ったのです。
温かくて愛情にあふれた祝いに、きっと若者達も 認められる嬉しさと もう子供ではないという自覚や責任感が
湧いたことでしょう。
それがとても良い企画だということで 日本中に広がり、全国の自治体が成人式を開催するようになりました。
が、子供達の いえ 新成人たちのあの騒ぎには 目を覆いたくなります。
形を整えれば整えるほど 心が見えなくなっていくものです。
心を忘れた大人が式という形に押し込もうとすると 形式に反発する若者が壊そうとするのは当然です。
どこぞの成人式では 市長さんが若者受けする唄を歌って ご機嫌取りをしたかと思えば、外では警察官が待機をしている。
「成人の日」が 自治体の成人式だと思っている大人にこそ問題がある。
大事なことは 本人が一人で育ったわけではないと気付くこと、
親、親戚、ご近所の大人達から大事に見守られて大きくなったこと、
そしてその佳き日に 大人達が喜んでいると実感できること。
形を整える事にとらわれると 心が見えなくなる。
心のあるものは どんな形を取ろうとも 美しく 胸が熱くなる。
皆が帰った途端、風邪で寝込んでしまいました。
体を温めるため 第一大根湯なるものを飲んで布団に入りました。
随分前に作った小どんぶりですが、なかなかイイじゃないですか。
下に模様を入れるのがむずかしくて すぐに止めてしまいましたが、お客様には好評でした。
また作ってみようかな・・・
少しは大人になったから 臨機応変に出来るかも。
健康でバリバリやっている時よりも 頭がもうろうとしている時の方が 緩やかな考え方が出来る気がします。
経験値の縛りが薄れるせいでしょうか?
時々弱者になることは 良いことですね。
お正月には この30cm超えのプレートにおせちを盛り付けます。
キズ物ばかりですが。
今年のお正月プレートです。
「箸置き」班
お正月用の箸置きは 作る人によって毎年違います。
「餅焼き」班
炭を起こして お雑煮用の餅をコンガリ焼きます。
「盛り付け」班
これもセンスが現れるのですが、全てお任せします。
今年はオーストラリアから来た18歳の姪っ子が主導しました。
10人分の お正月プレートが出来上がっていきます。
10人という あまりの人数の多さに
落ち着かないクマは 袋に入ってしまいました。
2016年 元旦
清々しい朝を迎え、今年もみんな元気にお正月を祝うことが出来ました。
オーストラリアからの妹家族も 日本のお正月に触れることが出来て happy でした。
皆が笑顔で、本当に嬉しくシアワセなことです。
明けましておめでとうございます。
2015年は沢山の方と出会うことが出来、作品も充実して 飛躍の年でした。
申年は私の当たり年ですので
更なる飛躍を目指して 歩みたいと思います。
「笑顔と感謝を心にあたため続けること」 を今年の誓いとします。
新しい1年、どうぞ宜しくお願いします。