工房のストーブ、問題なさそうに見えますが もうかなりオンボロです。
安いものを買ったので 最初から性能が良くなかったのです。
毎朝ストーブに火を起こすのに 寒い工房で30分もかかります。
ようやく火がついたと思いきや、また消えてしまいます。
炎が消えて 煙がモクモクと室内に溢れ出ます。
こうなったら もう一度やり直しです。
こんなことを 二度も三度も繰り返して 工房を暖めなくては仕事が出来ません。
何度やっても火がつかない時は あきらめて火のない冷えた工房で作業をすることもあります。
そんな時は体は芯から冷え切って 手もかじかんで 泣きたい気分になります。
煙突からは有害な煙がもうもうと吐き出されます。臭いもひどい。
そして とうとう堪忍袋の緒が切れました! プッツン!!
ストーブを買い換えよう!
そして 長野へ行ったのです、ストーブを買いに。
買うのはこれ、モキ製作所の無煙薪ストーブです。
煙が出ない、薪の量が半分、灰取りは月に一度だけ。
特許技術で3次燃焼までするので かなりの高性能です。
明治からの茂木鍛冶屋を継いだ4代目の会社です。
煙突の引きが強いので 火付けも たったこれだけで一発着火でした。 すばらしい!
一緒に行ってもらった主人に 入念にチェックしてもらいました。
コンセプトも 作りも 溶接も OKをもらい、これに決定です。
すぐにも欲しいところですが、4月以降でないと手に入らないので それまで待ちます。
扉を赤く塗装してもらうことにして 予約を入れて帰ってきました。
この上に乗せる土鍋の土瓶を作ったので あとはストーブを待つばかりです。
うれしくて うれしくて 現在のストーブがくすぶっても 腹が立ちませんのよ。