粘土作り

耐熱の粘土を作りました。 二日間で470kg出来ました。 


土鍋を作るための 大事なオリジナル粘土ですので 計量にはとても気を使います。


左の白い粉が 耐熱粘土の命となる「ジンバブエ産 ペタライト」です。


このペタライトとは、 あのリチウム電池のリチウムが取れる”レアメタル”と呼ばれるものです。


そのレアメタルを土鍋に使うのですから 贅沢なことですね。 それも 40%もですよ!


ペタライトの値段は 年々天井知らずに上昇しているので、先々どうなるのかと不安がいっぱいです・・・。


あとの60%は 笠間の原土と 北茨城の蛙目原土です。



右の写真は ニーダーという機械で 全部の原料を混練した状態です。 1回で40kg出来ます。


この後 真空土練機に何度か通して気泡を取り除きます。



笠間の窯業指導所には ペタライト専用の真空土練機があります。


これとニーダーが無くては オリジナルの耐熱粘土なんてとても出来ません。


オリジナルの耐熱粘土を作っている人はほとんどいないため この土練機も使用頻度が少なく、廃止にならない事を祈るばかりです。







お昼ごはんは 車の中でいただきました。


こんな時、ステーションワゴンは便利です。

土鍋で炊いたご飯のおにぎりです。 冷えてもモチモチで甘くて 大好きです。

 

おにぎりの中身は 母が作ってくれる「杏の梅干し」と 私が作り置いた「山椒の醤油漬け」。

 

この時ばかりは レアメタルなんぞよりも大事に思える 絶品おにぎりです!!

 

 

 

お待たせしているお客様、気合を入れて制作しますので もう少しお待ち下さいね。

 

新作も考えていますので どうぞお楽しみに!


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